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トラブルを避ける謝り方

SORRY

「日本人は謝りすぎ」とよく言われます。
だからといって「こっちのせいにされてたまるか」と頑なに謝らないのもよくありません。
悪かったと思えば謝ればいい。でも、やはり言い方には気をつけなければなりません。

日本人の「謝り癖」が問題になるのは、「ありがとう」と言える場面で「ごめんなさい」と言ってしまいがちなのが、まず一つ。
好意で親切にしてあげたのにSorry.なんて言われたら、当惑するのも無理ないことです。

あと、厄介なのが次の2つ。
私達は「ああ、悪いことをした」と思ったときだけでなく、「恥ずかしい」「いたたまれない」と感じたときにも「ごめんなさい」と言うことがありませんか?自己紹介をするとき言葉に詰まってしまった、道で思い切り転んでスカートがめくれてしまった、とか。
「非を認めて詫びる」ほどのことでなくても「ごめんなさい、ごめんなさい」と言ってしまう。

その場の空気に耐えられなくて「ごめんなさい」で切り抜けようとするんですね。
目上の人から怒られたりすると、内容に関わらず「すみません」と言ってまず話を聞くということもあります。

日本人の微笑み癖もまた厄介なもの。
つい照れる、緊張に耐えられないなどの理由で、気付かないうちにヘラッと口元が緩んでしまうこともあります。

Sorry.と言いながら口元が緩んでると、外国人にとっては相当に大胆不敵、不気味、不真面目に見えるようです。
私の知り合いで、実際に What’s so funny?(何がそんなにおかしいんだ?)と相手を怒らせてしまった人がいますから、注意しましょう。

日本人の「ごめんなさい」は、照れ隠しだったり場繋ぎだったり、相手なんかお構いなしの「ごめんなさい」なことが往々にしてあるのですが、これを英語でやると誤解を招きやすく、問題に発展する可能性が大いにあります。
海外で生活する際には、自分に責任が無いと思ったら謝らない、謝るときにも謝りっぱなしにしないことが必要です。

つまり、ただ Sorry.としか言わないのでなく、「~に関して私が悪かった」と言うことで、何から何までこっちのせいにされてしまうなんて無用のトラブルを防ぐのです。

では、どう言えばいいのか。複雑に考えることはありません。
I’m sorry.の後に、何について謝りたいのかをそのまま繋げましょう。
例えば、約束の時間に遅れた場合。「ごめんなさい」の後に「時間に遅れている」と、何について謝りたいのか続けます。

I’m sorry I’m late.
遅れてごめんなさい。

I’m sorry… の表現は、「昨日行けなくてごめんね」のように相手が既に知っていることについて謝るときだけでなく、「ごめんなさい、あなたのペンをなくしました」のように、報告しながら謝るときにも使えます。

I’m sorry I lost your pen.
あなたのペンをなくしてしまってごめんなさい。

「ごめんなさい」の言い方が、Sorry to…や Sorry for…などもありますが、たった一つだけ覚えるならば I’m sorry の後に文を繋げるやり方が一番簡単です。これを覚えておけば十分に用が足ります。

I’m sorry と Excuse me の違い
I’m sorry と言われたら

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