新春特別編
第195回 『New Year's Traditions & Cultures 3
寒い!もう一月も後半に入りましたが、ここはまだお正月フードの話題でまいります。今週は、新年に縁起の良い食べ物。おせち料理ほどではないにしても、やはり食べ物で縁起担ぎをするのは、日本だけではないのですね。

さっそく、日本で縁起担ぎに使われたことはまずないだろうという、こんな食べ物から。

Many cultures believe that anything in the shape of a ring is good luck, because it symbolizes "coming full circle," completing a year's cycle.
For that reason, the Dutch believe that eating donuts on New Year's Day will bring good fortune.
多くの文化において、輪の形になっているものは全て縁起がよいとされています。“一周して戻る”、つまり一年のサイクルを完成させることを象徴しているからです。
そのような理由から、ドイツでは元旦にドーナツを食べると幸運がもたらされると言われています。

まあ、元旦にドーナツ!日本全国のドーナツ屋さんに教えてあげたいです。
full circleは、完全な円。come full circleは、「(いろいろな変化を経て)元に戻る、元の場所に戻る、一周する、振り出しに戻る」といった意味です。
お次は、こんなもの。

Cabbage is another "good luck" vegetable that is consumed on New Year's Day by many.
Cabbage leaves are also considered a sign of prosperity, being representative of paper currency.
キャベツも、多くの人が新年に食べる「幸運」な野菜のひとつです。
これも、キャベツの葉が、繁栄の印、紙幣の象徴だと考えられているからです。

日本では芽キャベツが、長い茎に鈴なりになる様子から「子持ちらんかん」と呼ばれ、縁起を担ぐ野菜だと言われています。一株から数十個、多いときにはびっしり百個も取れるそうで、確かに子孫繁栄を連想させます。

キャベツといえば、一昔前にアメリカで大流行したCabbage Patch Kidsを覚えている方も多いでしょう。一体一体にidentification(身分証明書)がついた人形です。
ある男の子が、美しい滝の裏にある魔法のキャベツ畑に迷い込み、bunnybeesが魔法のクリスタルを振りまく様子、そしてそれらのキャベツから赤ちゃんが誕生する場面を目撃した…というlegend(伝説)付きでマーケティングされました。
人形そのものはまあ普通(可もなく不可もなく…)ですが、その誕生伝説や、兎なんだけど胴体が蜂(!!)というbunnybees、キャベツの真ん中に赤ちゃんの頭だけが入っているイラストなど、Cabbage Patch Kidsをとりまくプロモーション素材は、相当キてます。アメリカ人にとって、これは本気でかわいいんだ、ウケ狙いじゃないんだと思うと、かなり厚い壁を感じます。

世界には、日本だけを見ていては分からない、さまざまな価値観が存在するのですね。2004年が、皆様にとって、楽しい発見、嬉しい驚きに満ちたものであるよう、お祈り申し上げます。

Wilstar.com:New Year's Day:History, Traditions, and Cultures
http://wilstar.com/holidays/newyear.htm

来週からは、新テーマ。お楽しみに。


Hog jowl, black-eyed peas, donuts, cabbage...I didnユt have any of these on New Year's Day.
Me, either.
Do you think itユs too late now to eat those?
Better late than never, I guess.

豚の頬肉、ササゲ豆、ドーナッツ、キャベツ…どれ一つとして、元旦に食べなかったよ。
私もよ。
今食べるんじゃ遅すぎると思う?
遅れても、食べないよりはいいんじゃないかと思うけど。