「行けばしゃべれるようになる」は幻想
成功のポイント

ただ海外に行くだけでは、しゃべれるようにはなりません。「これをしたい」「これが言いたい」など、語学修得の動機や目的がないと、英語はいつまでたっても雑音のままです。 ここでは、アメリカ留学を基本に成功のポイントを御紹介します。

短期留学:ホームステイ

  • 現地人のナマの生活が体験できるとあって人気。しかし、受け入れ家庭の中には、「臨時収入のために」「お手伝いさんがわりにいいかも」という感覚の人達も。家事の分担や予想外の展開も含めて異文化体験を楽しめる人ならいいけれど、ゲストとしてちやほやされる生活を思い描いていた人は「こんなはずじゃなかった」という結果になるかも。
  • 家族の一員として迎えられるのですから、家庭のペースを乱すことはできないと理解しましょう。「せっかくだから、朝から晩まで遊ぶわよ」という人はホテル滞在を選ぶべき。私の友人は、老夫婦の家に入ったため、早寝早起きに付き合うのはもちろん、夜の外出をあきらめなくてはなりませんでした。
  • とはいえ、素晴らしい出会いに恵まれて、かけがえのない思い出を作る人達は数多くいます。ホームステイは、少々のリスクを理解した上で申し込むことをおすすめします。

    短期留学:語学学校

    • 語学学校の、当たり前だけど意外な盲点。それは、教室には先生以外にネイティブスピーカーがいないこと。私の友人の場合は、クラスの半分が韓国人だったとか。世界各地に友達ができ、異文化を体験できるのは素敵なことですが、語学修得という目的からは外れてしまいがち。クラスメイト同士で繰り出す暗号のような英語で満足してしまわないために、学校選びは慎重に。
    • 大学併設の語学学校を選ぶこと。その大学への入学を目的に通っている人達と机を並べることができれば、授業への熱の入り方がおのずと違ってきます。図書館やカフェテリアでネイティブの学生と友達になる機会も多いでしょう。
    • 学生寮のある学校がおすすめ。ネイティブと同室になれれば、ナマの英語に触れる機会が飛躍的にアップ。留学生同士は同室にしないというルールを設けている学校もありますし、こちらから学校側にお願いしてもいいでしょう。
    • どれだけネイティブと話す機会を作れるかで、語学上達の成果が大きく違ってきます。

      短期留学:趣味を深めるスクール

      • 海外旅行情報誌などでは、フラワーアレンジメントや料理、乗馬などを短期間で習うコースが数多く紹介されています。語学ができないと不安ですが、興味のある分野の話である、もともとカタカナ用語が多いなどの理由で、意外とすんなり馴染める人が多いよう。
      • 共通の趣味を持った仲間ができることも大きな喜びです。趣味のレベルアップが第一、語学の上達はおいしいオマケと考えるなら、単なる旅行とは違った素晴らしい体験ができるでしょう。

        長期留学:短期大学

        • 4年制大学に比べて、入学のハードルが低目であり、地域に密着した学校が多いことが特徴。専門学校的な職業訓練が受けられることも大きなメリットの一つ。短大でのファイリングやタイピング、電話応対などのトレーニングを生かし、日本で秘書として活躍している人達も数多くいます。
        • アメリカでは短期大学から4年制大学に編入する学生も非常に多く、単位の移行もスムーズに行われます。私が短大から編入した際は、日本での取得単位を認めてもらうために、実際の授業内容や、編入したい学校の授業内容と重なっていることを数行の文章で説明する必要がありましたが、手続き自体は難しくありませんでした。
        • 今のところ4年制大学に入るだけのスコアが出ない、とりあえずは小さくてアットホームな短期大学で慣れてから大きな大学へ進みたいと考える人達にとっても、短大進学は有効な手段といえます。

          長期留学:4年制大学

          • 開設学科、立地や学生数、州立か私立かなどによって、大学の雰囲気は大きく異なります。学費も、州立の安いところと私立の高いところでは2、3倍違うことがあります。有名校でハクをつけたい、アットホームな小規模校がいい、スキーを楽しみたいなど、まずは自分にとって大切なポイントを書き出してみましょう。
          • 東京の日米教育委員会では、約校の学校案内が閲覧できる他、希望条件に合う学校をリストアップしてもらうこともできます。(有料) 気に入った大学数校(ここがポイント)を選び、入学案内を請求しましょう。
          • 入学手続きを代行する業者もありますが、留学してしまえば何もかもを自分一人でこなさなくてはならないのですから、甘えないで自分でやってみましょう。
          • 大学側とのやりとりは、留学生への対応の善し悪しを判断する基準にもなります。態度が悪い、返事が遅い大学は、選ばない方が賢明です。反対に、フレンドリーな大学なら期待できます。私が留学した大学には在校留学生が新留学生とペアになるBuddy Systemというものがあり、入学前に手紙を交換したり、入学してからも何かと頼りにできて助かりました。
          • アメリカではトランスファー(編入学)がさかんです。まずは入れるところへ入学し、気に入らなければ、その単位を持って別の大学へ移るということも可能。既に短期大学を卒業している人も、同様に編入することができます。
          • [気軽に楽しく勉強してみませんか?]